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湘南乃工務店の戸建建築の工法、木造軸組み方法とは何か?

湘南乃工務店では、戸建の家を建てるときに木造軸組み工法という方法で建てています。

ただ「木造軸組み工法」と言われても、家を建てたことのない人にはどんな手法なのかわからないはず。

木造建築の家を建てる時には、他にも「2×4(ツーバイフォー)工法」や「木質パネル工法」があります。

その中でも、なぜ湘南乃工務店では木造軸組み工法を使っているのか、そのメリット・デメリットを紹介します。

木造軸組み工法とは何か?

木造軸組み工法とは、日本の伝統的な家の建て方です。

一説によると、木造軸組み工法は日本の住宅建築の50%以上を占めていると言われています。

家のコンクリートの基礎の上に木の柱を建てて、縦軸の柱に横軸の梁(はり)を固定する方法です。

たとえるなら、家の模型を作るときに爪楊枝や割り箸を使って組み立てると、木造軸組み工法になります。

ただ、それだけだと台風などの強い風が来た時に、柱と梁だけだと弱くなるのが弱点です。

そのために筋交いと言って、柱と梁で建てられた長方形のスペースに、X字上の木の部材を入れて補強します。

2×4(ツーバイフォー)工法や木質パネル工法との違い

同じ木造建築でも、「2×4(ツーバイフォー)工法」や「木質パネル工法」という工法もあります。

違いは一体なんなのでしょうか?

この2つの工法は壁工法といい、壁や床などを作るときに面を作ることから来ています。

2×4(ツーバイフォー)工法は、38mm×89mmの構造材を使うことから、そう呼ばれるようになりました。

たとえるなら、家の模型を作るときに四角い木のパネルで作ると、2×4(ツーバイフォー)工法や木質パネル工法になります。

耐震性に優れていて、機密性や断熱性が高いのが特徴ですが、シックハウス対策が必要です。

木造軸組み工法のメリット・デメリット

大きく2つの工法を紹介しましたが、木造軸組み工法は木の柱や梁で家の骨格を作っていく方法です。

2×4(ツーバイフォー)工法や木質パネル工法は、壁を作って家を建ていく方法という違いを紹介しました。

では、木造軸組み工法のメリットとデメリットは何があるのでしょうか?

詳しく掘り下げていきます。

木造軸組み工法のメリット

・設計の自由度が高く、増改築をしやすい

・部材の種類が豊富

・柱などの構造体に無垢材を使用することが多く、健康にいい家ができる

・変形地や狭小地でも対応しやすい

木造軸組み工法のメリットは、設計の自由度の高さが挙げられます。

木造軸組み工法は柱と梁で組み立てるため、間口が広く取れて、増築をしやすいのが特長です。0.5cm間隔で壁や柱を動かすこともできます。

2×4(ツーバイフォー)工法や木質パネル工法は壁で建物を支えるので、リフォームするときに大事な壁を壊すと、家の支えに影響が出てしまいます。

そのためにリフォームやリノベーションがしにくくなるのですが、木造軸組み工法はその心配を最小限にできるのがメリットです。

木造軸組み工法は日本で一番メジャーな工法なので、リフォームやリノベーションする時も業者を選ばないのもいい点だと言えるでしょう。

また柱などに無垢材を使っているので、健康面でも安全な家を作りやすいのもメリットと言えます。

2×4(ツーバイフォー)工法や木質パネル工法は、気密性が高くなり暖かい家を作りやすいのはメリットです。しかし、通気性が悪くなり、家を作るときに使われる化学物質の影響で、シックハウス症候群になる可能性があります。

なので、2×4(ツーバイフォー)工法や木質パネル工法ではシックハウス対策が必要なのですが、木造軸組み工法は通気性がいいので、その心配が低いです。

木造軸組み工法のデメリット

・職人の腕によって差が出てしまう

・吹き抜けなどの大空間は作れない

・燃えやすい

・工期が長い(目安6ヶ月)

一方で、木造軸組み工法にもデメリットはあります。

一番大きいデメリットは、職人の腕によって差が出てしまう点です。

自然の材料を使い、現場で職人が加工して組み立てるため、職人の知識や技術、腕によって差が出てきてしまいます。

なので、信頼のできる工務店に依頼することが大事なポイントです。

木造軸組み工法は自由度が高いと言いましたが、鉄筋と違って耐久性が低くなるので、柱を多く建てなければなりません。

そのために吹き抜けなどは作れないので、もしデザイン性の高い住宅に住みたかったら、鉄骨で建てる必要があります。

また木造建築なので燃えやすいというデメリットもあります。

最後に工期が長くかかるのも、デメリットといえばデメリットです。

湘南乃工務店では、注文住宅の戸建の建築に6ヶ月の時間をいただいていますが、木造軸組み工法だから時間がかかります。

工場で組み立てた部材を組み立てる木質パネル工法なら、もっと時間を短縮することが可能ですが、木造軸組み工法は現場で組み立てることが大半です。

職人さんがしっかりした家を作るために必要な時間だと考えてもらえてたらありがたいです。

最後に

今回は湘南乃工務店が戸建を建築する時に使っている木造軸組み工法の紹介をしました。

木造軸組み工法は、日本の高温多湿の気候に合わせて生み出された非常に優れた建築方法です。

デメリットもありますが、湘南乃工務店ではそれを埋めるための工夫をしています。

家選びの参考になれば嬉しいです。