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「デザインを、科学で裏付ける。湘南乃工務店(TERASS Architects)が全棟で貫く耐震3部作」 第2回:直下率のお話

【設計の知恵】理想の間取りと「強さ」を両立させる、上下の重なり。
前回の記事で「耐震等級3」の重要性をお伝えしましたが、実は「壁を増やせばいい」「柱を太くすればいい」という単純な話ではありません。 そこで鍵となるのが、建物の上下の重なりを見る「直下率(ちょっかりつ)」という考え方です。

「直下率」とは?


簡単に言うと、2階の柱や壁の真下に、1階の柱や壁がどれだけ一致しているかを示す割合のことです。

  • 柱直下率: 2階の柱の下に、1階の柱があるか
  • 壁直下率: 2階の壁の下に、1階の壁があるか


想像してみてください。 重い荷物を背負って立つとき、足が真っ直ぐ下に伸びていれば安定しますが、足が外側にズレていたりすると、腰や膝(=家で言う「梁」)に大きな負担がかかりますよね。
家も同じです。 2階の重みを1階の柱が最短距離で地面へ伝えていれば、家は無理なく長持ちします。
しかし!「100%一致」が正解ではない?


ここで大切なのは、「直下率は100%でなければならない」という訳ではない、ということです。
皆さんの豊かな暮らしを想像したとき、「1階は開放的な大空間のLDKにしたい」 「2階は家族それぞれの個室を」といったご要望は当然のことです。 そうなると、上下の壁が完全に一致しない場所は、どうしても出てきます。


無理に100%を目指せば、1階が柱だらけの不自由な間取りになってしまい、私たちが目指す「心地よい住まい」ではなくなってしまいます。


大切なのは、「ズレる場所を最小限に抑え、どうしてもズレる場所は強い梁(はり)でどう補強するか」という、設計のバランス感覚です。 これを無視してデザインだけを優先すると、将来的に床が鳴ったり、ドアの建て付けが悪くなったりする「間崩れ」の原因になります。

まとめ


「開放的なリビングにしたい!」という憧れと、この「直下率」をどう高次元で両立させるか。 こここそが、私たち TERASS Architects の腕の見せ所です。


自由なデザインを楽しみながらも、家の芯は通しておく。 それが湘南乃工務店のこだわりです。
では、この「強さ」と「自由な間取り」の両立を、どうやって客観的に証明するのか? 次回は、いよいよ連載の締めくくり。 科学的な根拠で裏付ける「構造計算」のお話をします。